2008年10月13日月曜日

頭脳疲労を休養する時間が無い場合の奥の手

人体のエネルギーの80%は脳が消費し疲労の原因にもなっているのだが、如何しても休む時間が取れない場合に集中力を切らさず働き続けるにはどうしたらいいのか。

実は頭脳労働者の脳疲労の原因は、大半が言語中枢を司る左脳労働によるもの。
何故そんなに疲れ易いのかと言えば、コミュニケーションを取る取らないに関係なく先ず自分自身が言語中枢を使い思考し、それを書類等に表現するのにまた言語を使うからだ。

人間の進化700-500万年の過程で人が言語能力を持つ様になったのは現在から20万年前から180万年前、文字に於いては発明し扱う様になってから僅か5300年しか経っていない。
現在扱われている文字で言えば千数百年あまり、そしてコンピュータの影響で扱う活字量が急激に肥大化したのはつい最近の数年という話で、つまり脳が未だ適応しきれていないのだ。

と言う事で私が使う最後の奥の手は、ズバリ“耳栓”である。
以下が段階を追った耳栓の活用法。

  • 睡眠中は両耳栓。
  • 一人で居る時はどんな状況でもずっと両耳栓。
  • それ以外の人数での屋内の日常生活では右耳栓。
  • ヒアリングや会議の時やブレストの時は無耳栓。
  • 屋外や自動車の運転では無耳栓。

こんな生活を10年以上している。
従って疲れているのに休めない方は、両耳、せめて右耳だけは塞いで左脳への外部刺激を防いであげてみてください。
視覚は見たくなければ目蓋を閉じられますが、聴覚は効きたくないノイズでも必ず耳に入ります。
そしてそれは無意識でも脳は勝手に音を捕らえ処理しているのです。

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