昨年末から完全裏方の実績として社名や具体名を表に出せない仕事は辞め、出せる仕事に変えました。
仕事の内容自体は以前と変わりませんが何もかもがゼロ発進、カネもコネも無い所謂「目の前に有るのは紙と鉛筆、生きて行く為にあなたはどうしますか?」的な究極の状態の再現として自分にはMac1台という条件を課しました。
環境としては十分過ぎるでしょう。
携帯電話もやめ、通信手段は基本的に手紙か電子メールです。
名刺は既に何年も前から持っていません。
自分にとってアイデアが名刺だと覚ったからです。
発想とは本来意図して狙って湧き出る物ではなく何時どんな切っ掛けで何が思い付くか分からないもっと自由な物です。
ならば肩書きを記した紋切り型の名刺を持つ事は、本来有る筈の無い無限の可能性に満ちた現世で生きる人間の自由な発想や言動をフィールドとして意識的に固定制限し狭めている事になります。
そしてそこで生まれた様々なアイデアを具現化したいという思いに駆られました。
勿論ターゲットを絞ってアイデアを出す事は可能ですが、その過程で色んな枠外のアイデアを犠牲にしている筈です。
更にもっと突っ込んだ言い方をすれば、本来アイデアを売りにして仕事している人間であれば、稼ぐアイデアも出せる筈です。
つまり換言すれば稼ぐアイデアだけ出せませんというのはおかしいでしょうと思う訳です。そう思いませんか?
だから私は考えます、何日でも何ヶ月でも何年でも。
それは瞑想で智慧を磨くと同義で、集中して考え抜く事は発想の回路を強化するのに非常に重要です。
環境を集中し思考を集中する。
何の為に?
そう、一番重要な事は目的への集中です。
先ほど様々なアイデアがあると申しましたが、分野はそれこそ家庭用雑貨から軍事兵器迄有ります。
自分にとっては大事な子供で一つ一つ大切に着実に育てたいと思っています。
だから複数同時進行的に着手するのは危険であると判断して三つに絞りました。
さて、上述して来た事は、近い将来オンライン化が進めばスタンダードなビジネススタイルになると考えています。
既にノマドワーカーなプログラマ等はそれに近いスタンスで活動されています。
オンライン上で活動しているので名刺や実績はWebサイトになり、欧米ではフリーランスは自前のWebサイトが完全に身分証明の代替、信頼性の担保と化しています。
オフ会で集まっても面と向かって喋らず、パソコンに向かいチャットをして文字で遣り取りしている姿も今や珍しくありません。
人見知りや冷静な対話には文字コミュニケーションは最適で日本人向きです。
終身雇用が崩壊した昨今、国民総フリーランス時代そして知の時代へ向け、自分のビジネススタイルを人柱として披露して行きたいと考えています。
その話のネタに先ほどの三つがなる訳です。
この先どうなるかは分かりませんが、爪痕だけでも残す所存であります!