現在私はメンタルトレーニングを行う仕事はしておらずそちらへブレたくないので深く言及しませんが、一言だけ言わせてください。
浅田真央を見ていてそう思いました。
2戦目のキム・ヨナ演技直後の話です。
彼女は貧相なイヤホンで必死に観客の歓声を打ち消そうとしていました。
観客の多くは別にキム・ヨナを目当てに来ていた訳でも、だけを応援に来ていた訳でもなく、只各国から自国の応援と多くの地元市民が良い演技を見に来ていただけです。
あの時点で既に勝敗は見えていました。否、事前練習の時から顔は強張りガチガチで終始笑顔のキム・ヨナとは対照的でした。
そして浅田真央は完全にペースを失い、演技も乱れライバルに負けました。
二人は4年前と完全にメンタリティが逆転し、本番では前回の金メダリスト荒川静香に最も近い妖艶な演技をしたキム・ヨナが何の捻りも無く勝ちました。
寧ろ驚いたのはあんなガチガチの状態で銀を取れた浅田真央の凄さでしたが、次は金を取れるでしょう。
何れにしてもあの歓声を拒否していてはどうしようもありません。
ドラゴンボールで言えば元気玉で「オメーらの元気なんて要らねーからな!」と拒絶したも同じです。
キャプテン翼流に言えば観客は友達って事です。
折角キム・ヨナが前座として観客を暖めてくれた訳ですからそのビッグウェーブに乗らない手は無かったでしょう。
スノーボードのショーン・ホワイトの独り舞台見ませんでしたか?
ですから寧ろその温場に感謝すらすべきです。
未だあと最低でも2回は五輪出場出来る筈ですから全然普通に期待しています。