2010年7月3日土曜日

心が動いた瞬間を☆る…センシティブになって気付きを増やす

メモる重要性は言わずもがな然れど出来ずというのが皆さんの本音でしょう。

記憶のアウトプット(書き出し)の効能は脳の再認知手段であり気付きとは一つ後のプロセスになります。
其れが面倒であると。
ならばメモる必要は有りません。

先ず優先すべき事は気付きをハッキリと自覚しセンシティブになる事であって記録に残す事は二の次三の次でいいのです。
勿論記録するに越した事は有りませんが、気付きは日常の至る所で起きます。
もしあなたがメモ魔なら、メモらなかった時のショックたるや相当な時間引き摺るでしょう。
其の強迫観念を利用したのがレコーディング・ダイエットです。

勿論芸術の分野や建築の分野等、思った物を其の侭絵に描き出す能力は有るに越した事は無いしトレーニングも必要で其れが再認知たるフィードバックの方法でもあります。
然し此処で話しているメモとは意味記憶に関する言語出力が主な話です。
では本題に入ります。

目的をアウトプットによる再認知ではなく気付きの認知のみに絞ります。
要するにバイオフィードバックを利用したトレーニングの様に「ハッ」と少しでも心が揺れ動いた瞬間に何等かのアクションを起こすトレーニングをします。
其の最も手っ取り早い方法がカウンタを使う方法です。
日頃から常に持ち歩き気付いたらカチャッと押す。只其れだけです。
勿論カウンタに記録される訳ですから万歩計の様に気付きの数を計り知る事が出来ます。
インドアでインターネットばかりしてる人はネットを使います。
Twitterを遣ってる人限定ですが、TLを眺め乍ら気になるポストが有れば構わずファボる(☆を付ける)癖を付けます。
つまり気に入ろうが気に入らまいが、少しでも気になって心が動かされれば例え腹が立つ事であっても☆る訳です。
此れが一番楽な方法で然も後で簡単に見返せるしツイートで書き出せます。
Twitterの場合、短い文章が際限無くTL上を流れ続ける為、集中的に気付きのトレーニングを行うには優れた環境でしょう。
はてブもいいですが、長文向けで後で読む為に其れこそブックマークとして使ってる人が多く良い癖が付き難いでしょう。後で見返すにもTwitterの140文字以上を超えれば何に気付いたのか読み返すのが困難なので難しくなります。はてなスターはサイトで実装されてないと使えないし其れ以外でははてブ上でなので一長一短です。
其の為に更にコメント欄へコピペとなると長続きしないでしょう。
Twitterの枠に囚われず広くネットサーフィンを楽しむ中でクリッピングやコピペでサクサク遣って行きたいのであればtumblrEvernoteがお薦めです。
此れだとコンテンツの種類に囚われる事が有りません。
但し、コピペについては要注意でメモを取る行為に傾倒し思考の時間に重きが置かれてしまう為、逆にこうしたアプトプットからすると反射的に何でもかんでも書き出す癖は記憶力低下を招く可能性が有ります。
他の方法は書き出す行為とは程遠く反射的な観測なので繰り返して行く内にカウンタの場合であればカウント後に気付きを憶えていたくなるし、Twitterであれば☆った履歴を遡りたくなる様な迂路覚えという記憶力の高まりを示す記憶を思い出そうとする衝動が起きます。

こうしたトレーニングは遣ってる人と遣ってない人とでは雲泥の差です。
コピペ魔?コピペ中毒??な人なら気付きの効果は理解出来ると思います。
そして其の気付きの元である脳機能其の物のパフォーマンスを向上させるのが瞑想という事になります。

2010年7月1日木曜日

案ずるより産むが易し…今起きている現実

最近起きている事はビジネスの異常な早さ。
とてもじゃないが大企業の多段化された権限の跨がる組織では対応出来ない。

前回、トップとしか仕事をしないと述べたが、然し偶に僅かな可能性に賭ける様に一種の戒めの儀式として10件に1度は普段と全く同じ接し方で意識的に大組織内部の人間へのコミットを試みている。
其の時の動揺たるや手に取る様に分かる。尤も逆にトップが下す様な速答で「私が上と掛け合って何とかします、遣りましょう!」なんてリアクションが来よう物なら精神性の向上は歓迎すれど自分のアイデンティティに対するアドバンテージが薄らぐ訳で更なる飛躍が求められる。

恐らく大手大企業もプライベートカンパニや中規模以下の日本の身の丈に合ったサイズとして収束して行くだろう。
大きく膨れ上がった企業も結局世界へ手足がバラバラに分散し、頭脳だけは売り飛ばさまいと日本に留まる今は権限だけがデカい図体の侭小間切れに残っている。

今後キーに成るのはそうしたB2Bし続けて来た下請け企業が世界へ向けて自社製品を打って出れるかで、クリエイティビティに重きを置くAppleに成るかプロダクティビティに重きを置く中台韓に甘んじるかの岐路に立たされている。

詰まる所、閃きを司る気付き『サティ』という悟性が重要だという事だが、彼のスティーブ・ジョブズも禅宗に傾倒した乙川弘文を師とする仏教徒で知られている。